年末から今年にかけて、アベノミクス影響か、何となく好況ムードです。
昨年の総選挙前とはエライ違いです。
その好況ムードの一方で、近日あるパターンが存在しているような気がしています。
① 異常な速度のサービス業の動向
② あっという間の飽和状態 too much!
③ cost-benefitでのふるい分け・淘汰 もしくは革命(innovation)
①-③については、たとえば
・株式の異常乱高下
・コーヒーショップの乱立
・スマホ革命
などをイメージしていただけると分かりやすいと思います。
1年どころか半年もすれば業界地図が激変していますよね。
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一般のサービス業では”cost-benefit”での淘汰は当たり前です。
ところが、“鉄壁”とされた教育業界にまでもが”cost-benefit”を視点にメスが入りつつあります。
昨年より、文部科学省が“教育成果の無い学部には補助金を出しません!”という通達を出したそうです。
なんと法科大学院では6大学が“不適合=補助金減額”とされたそうです。
某国立大学は今年で募集終了(=閉鎖)するそうです。
数年前は弁護士を増やすために国が法科大学院を推奨していたのに・・・
①⇒②⇒③の流れですね。
教育業界においては医学関係でも、私が学生時代は花形であった歯学部、薬学部に定員割れが相次いでいるとか。
6年も費やす割りには・・・ということなのでしょうか。
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我々医学会は、現在以下のような事業を国が推奨しています。
・ 在宅医療
・ 認知症予防事業
・ ピロリ菌除去による胃がん予防事業
・ 高齢者医療 地域包括ケアシステム
・ 医療・介護連携システム
・ 災害医療システム
などが注目されています。
これらの事業においても、数年のスパンで効果が得られない、もしくはcost-benefitで割が合わない事業については、国は簡単に事業推奨を停止してくると思っています。
事業者からすれば、ハッキリ言ってハシゴ外しですが・・・
でもこれは国が悪いのではなくて、実はもう日本に余力がないのだと思います。
社会保険料+医療費>歳入(徴収した税金)ですから・・・
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私たち賀新会も、地域性や経済性を十分に考慮し、常に実現・継続可能なライン”を意識しながら事業を進めていきたいと考えています。
父は広島カープの伝説の外国人打者“ランス”のように、他の打者が打てない球をパコパコスタンドに運んでいく人間です。
ランスは高めのクソボールをバンバンスタンドに放り込み、1987年のホームラン王になった選手です。
しかし、ど真ん中と変化球はほとんど空振りしていました。
彼らに共通するのは、 “自分のストライクゾーンを持っている”ということです。
(ランス選手<左> 打率が低すぎて2年でクビになりましたが、私は好きでした。)
彼らは“天才”です。
比べて、つくづく私は“凡人”だと自省する今日この頃です。
天才の真似をすると火傷します。
私は凡人なりに、まずはど真ん中の球をセンター返ししていきたいと思っています。