玉島第一病院 院長・理事長の西山武です。
新年のあいさつをひとりごちながら進めさせていただきます!
○ 玉島周辺の救急医療体制
私どもの玉島地区は、岡山県西南区域保険医療圏に属します。
倉敷市、総社市、笠岡市、浅口市、井原市などを中心とした医療圏です。
二次救急輪番協力病院が14病院あり、1053名の医師が常勤医師として在籍しています。
(岡山県医療機能情報提供システム 中国四国厚生局HPより抜粋)
救急関連する病院に、1000人以上医者がいるんや~すごいな~と、ほかの地域からは言われています。
ところが、高梁川以西に絞りますと、な~んと68名しか在籍しておりません。
高梁川以西の人口は全体の1/3程度(25.2万人/71.4万人)です。
計算上370名程度医師がいるハズなのですが・・・
玉島周辺は、データの五分の一以下の医師数でヒーコラ言っている状況なのです。
当院は岡山大学から医師の協力を頂きながら何とかキープしていますが・・・
なんぼなんでも、25万の人口に、常勤医師68名の救急医療体制は、ヤバいですよね・・・
○ 当院の役割は?
当院のメインの役割は、亜急性期の方の治療・在宅復帰支援です。
亜急性期患者の医療として、呼吸療法部門および摂食嚥下部門を積極的に運用しています。
呼吸療法部門は15項目の座学+実習を行っており、摂食嚥下部門は年2回院内マイスター講習を行っております。
多職種連携の重要性が問われる中、患者様の治療だけでなく、職員教育によるスキルアップにも努めております。
○ ところで、西山 武は何をしているの?
わたくし西山 武は整形外科を専門にしております。
整形外科は、運動器疾患、とくに骨や関節、筋肉などの診療を中心とした科です。
美容整形とはちょっと違います。すみません。
当院では平成26年は120余の手術を行いました。
高齢者の治療が多いのですが、近日地域のお子様の外来・手術も大変増えてまいりました。
お子様につきましては、お怪我、スポーツの悩み、背骨が変形している?よく分からないけど痛い・・・などさまざまな御親族の不安がつきないものです。
“よく分からないけど、子供の様子が変・・・とりあえず相談したい”という親御様。遠慮なくご相談ください。
お子様のお怪我は、だいたいは大丈夫ですが、ときどき、大丈夫でないことがあります。
親御さんとお話をしながら、ご安心いただける診断と結果を目標に頑張って参ります。
○ さいごに
わたくしどもは、地域の皆様とともに、よりよい地域医療を追及してまいります。
平成26年に77床の一般床(15:1)から、50床一般床(13:1)+27床地域包括ケア病床へ看護基準を上げました。
平成27年は50床一般床は10:1看護基準を検討しています。
病院におきましては、新築計画も進めてまいります。
今年もよろしくおねがいいたします。