みなさん、“LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー”というアメリカのドラマを、ご存知でしょうか。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ後のニューヨークを舞台にしたドラマです。
殺人事件を刑事が操作し、検事が起訴して、判決が出ます。
私、主人公のジャック・マッコイ役のサム・ウォーターソンにどハマりしてしまいました。
演技しているとは、思えないのです。マッコイ=サム・ウォーターソンそのものに思えます。
DVDセットですべての巻を見終えた(2順!)あと、あることに気づきました。
マッコイ、どこかで見たこと、ある!?・・・
最近、このデジャブが、やっと解決しました。
”キリング・フィールド”
カンボジアを舞台にした戦争映画です。
研修医時代にこれを見て、腰が抜けました。
これは実話であり、出演のカンボジア人は、実際自国で強制労働の経験のある男性です。
軽い気持ちで見ないほうが良い映画です。実話ですので。
これを見たあと日本のVシネ見ても、ガキの喧嘩にしか見えません。
カンボジア人のディス・プランの印象が強かったので忘れていたのですが…
カメラマン役に、髪がブラウンの頃のサム・ウォーターソンが出演していました。
あ、だから何か胸騒ぎが、したんだ…
・・・・・・・・・・・・・・・・
そういった感慨にひたるのもひとしお、あることに気づきました。
“ん・・・?”
“ニューヨーク(アメリカ)って、すごいところじゃない?”
やばくないですか、ここ。
いくつか、提示してみます。
○ 一介の刑事が、携帯電話履歴見放題 クレジットカード履歴見放題!
殺人事件であれば、フツーの刑事が携帯とクレジットカードの履歴を見れます。
○ 一介の刑事が、病院の情報・カルテを令状なしでも大体見れる!
あくまで協力依頼ですが、捜査令状持ってくるぞ!と脅して、カルテ見放題です。
○ 一介の刑事が、サーバー管理会社の情報提供依頼し放題!
情報提供という名の、半強制です。
これって、いくらテロ特措法後とはいえ、ええんかいな…
どこかの北の国と、変わらんやん…
○ 死刑がないし、犯罪者が仮釈放でいろいろ事件を起こす!
簡単に銃での犯罪、ドラッグ、と…
○ 刑務所の恐ろしさの次元が違う!
受刑者が刑務所から司令を出し、部下が検事を暗殺してました…
○ 特殊部隊出動、相手もライフル持っているよ!
日常生活で、銃撃戦があるところには、ちょっと住めないですね…
○ すさまじいイスラム教差別!
刑事がイスラム教徒、騙して情報を得てました。
刑事はニヤニヤ笑ってました。いいんかいな…
○ 反してカトリック、ユダヤ教には超弱腰!
“カトリック教徒の宗教的信念が犯行動機?この問題はデリケートに扱うべきだ”
さしものマッコイ検察官も、カトリック、ユダヤ教には慎重になります。
イスラム教徒の扱いとぜんぜん違う…
○ 逮捕歴あると、ほぼ容疑者扱い!
”この男、犯罪歴があり動機もある。事件当時現場近くのカメラに写っていた。よし逮捕だ!”
って普通に言ってました。ええんかいな?
○ 逮捕後弁護士が最初から入る ウソばっかりつく!
日本と違い、逮捕後最初から弁護士が入ります。
これが、弁護士がウソばっかりつくんです上手に。
弁護士というより、大ウソシナリオライターですね。
○ こんだけむちゃしていて、検察の証拠として使えなくなることがある!
検察の証拠として、その収集方法が不当であれば、証拠として削除されます。
よく刑事と検事が喧嘩しています。
すごいムダな時間とお金の浪費の気が…
・・・・・・・・・・・・・・・・
日本は、アメリカ至上主義を原則としています。
その理由として、“自由と権利”が、挙げられます。
しかししかし、自由の国アメリカは、一つの正義のために、死屍累々とした矛盾がゴロゴロしている社会のようです。
最近はポリコレ地獄問題もあるようですし。カオスです。
そのことを前提条件として、生きられるタフな精神力が必要ですね。
” もの言えば くちびる寒し USA ”
に、ならないことを祈っています。
それにしても、こんなドラマを毎週つくるアメリカって、どんなエンタメパワーやねん!
日本のドラマが、学芸会にしか見えんです。
やっぱり、すごすぎる、アメリカ!
ようわからん国ですね~