日本の平均最低賃金が、史上初時給1000円を超えた!
・・・ 衝撃の出来事として、報道で取り上げられています。
・・・ですが、他の国と比較しますと、先進国は日本の1.5-2倍の時給を、出しています。
為替レートの関係もあるので、一概に日本が厳しい、海外がスバラシイ、とは言えないとも、思います。
世界のコンセンサスとして、基本的に政府は、年間2%くらいのインフレを目標としています。
そうであれば、10年で物価は・・・
1.02の10乗=1.219倍くらいに、なります。
20年で1.02の20乗=1.486倍くらいに、なります。
2000年から2023年比較ですと、23年ですので、
1.02の23乗=1.577倍 と、なります。
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突然ですが、ビッグマック価格で考察します。
2000年当時のビッグマックが、294円、でした。
2023年のビッグマックは、410円です。
順調に2%インフレを実現していれば、294x1.577=463.6円ですので、410円は、安い!
たしかに、デフレ感は、あります。
ですが、2024年に480円に順調(?)に値上がりしております。
結果、この20年余で、”とてもいい感じのインフレ”が、日本で実現しているように、ビッグマックだけみると、証明されている気がします。
うしなわれた〇〇年・・・とかいうけど、日本超マトモ、のような気が・・・
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ビッグマック比較をワールドワイドに考察します。
世界ビッグマック価格比較です。
下記は、引用記事です。
近年、日本の物価が海外よりも安い、いわゆる「安いニッポン」現象がよく取り上げられる 。
英・エコノミスト誌が調査するマクドナルド社のビッグマックの価格を例にとると、2000年4月の日本のビッグマックの販売価格は294円(米ドル換算価格:2.77ドル)であり、米国(2.24ドル)やユーロ圏(2.56ユーロ(2.38ドル))よりも高かった。
しかし、2023年1月調査時点では、日本の販売価格は410円2(3.15ドル)である一方、米国(5.36ドル)やユーロ圏(4.86ユーロ(5.28ドル))よりも約4割も安く買える国となった。
ビッグマックは世界中で同じ商品であり、同じ価格で買えそうなものである。
為替レートの変動が瞬時に価格に反映されることはないにしても、均してみれば他国と価格差が生じないようにも思われる。
しかし、2013年以降、欧米と日本の価格差が拡大し、2022年には中国よりも安く買える国となった。
(ニッセイ生活研究所より)
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超円安である2023年を、超円高であった2000年で為替計算してみました。
超円高でも、やっぱり海外の物価は、割高・・・
この海外物価高は、異常に感じます。
コンビニおにぎり200円、牛丼800円、ラーメン1500円感覚くらい、でしょうか。
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賃金がひくいので、最近外国人技能実習生さんが日本を嫌います。
ですが、よーく読み解くと、日本のほうが、自国へ送金できる幅が広い、かもしれません。
欧米の生活は、相当大変です!
日本は激安スーパーなんかもありますし、ドリンクはまとめ買いで半額くらいに、なります。
住居費に至っては、欧米の半額以下は確実です。
・・・とはいえ、最低賃金が倍近く違うと、やっぱり、日本は敬遠されちゃうだろうな~
うーん、悲しい・・・