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院長のささやき

2016年11月02日

香川県出身野球選手を語ろう!その2

○ 大物ゲスト参入!

西山: みなさんこんにちは。前回の香川県高校野球談議企画ですが、一部のマニアの方にだけ思いきりヒットいたしました!

大島: 視聴率コメ印なりに、一部の方の御心には届いたということですね。

西山: この企画、私どもは“じぶんへのレクイエム”として上梓させていただきました。

香川: 青春時代への鎮魂歌ですよね~ まだ燃えたぎっていますけど。

大島: 観客ゼロでもOKだろうというノリだったですよね。ホントに高校野球のお話しの機会をいただくだけで・・・

西山: そんな中!とんでもないビッグネームから出演のオファーを頂きました!
中国銀行玉島支店長、伊藤泰三氏です!!


 

香川・大島: ぉお~~~!!!

伊藤支店長(以下 伊藤): よろしくおねがいいたします!
わたくしは香川県は三本松高校の出身で、野球小僧でした。社会人になった現在でもかならず香川県高校野球地方大会はチェックしています。なお中国銀行野球部の前監督を務めさせていただいておりました。
高校野球について皆様と熱い議論をさせていただきたいと思います。

西山: 香川県野球フリークが偶然にも中銀玉島支店長・・・まさに奇跡であります!しかし伊藤支店長はどうやってこんな小ネタコーナーを探されたのでしょうか?不思議です。スーパーバンカー伊藤支店長にご参加いただけるなんて、サンテレにミックジャガーが・・・

伊藤: (無視して)あの~香川先生、まず私が言いたいのは、丸高(まるこう:丸亀高校)は野球勝っちゃいけないんですよ。丸高のすぐ南に尽誠学園があるんですから!
勉強も出来て野球も強かったら、野球に特化して人生賭けている尽誠の子たちが可哀想ですよ!

香川: え~!そんな~!!


 

西山: なるほど!のっけからスゴいテンションですね!例えるなら、福山雅治がカッコイイ上に下ネタトークでウケてはいけないだろうと。

大島: 確かに。トークに命をかけた芸人達の立場無いですよね。

香川: ちょっと待って下さい!野球は頭脳プレーが重要じゃないですか!
松家卓弘(まつか たくひろ)くんみたいに、高高(たかこう:高松高校)から東大出てプロ野球行った人もいるんですから!


伊藤: うぐ・・・たしかに松家くんはスゴイと思いますけど。香川の誇りです。

大島: 松家さんいま香川県に教員で戻られ野球指導されているんですね。スーパーマンでありながらホ~ント地道に地域貢献されているんですね。

西山: お利口高校が野球強くてはいけないという事であれば、そもそも支店長母校の三本松高校だって、東大総長の南原繁氏を輩出した県立高校名門じゃないですか!

香川: “東の三本松”って言いますもんね。

西山: 丸高批判するなら三本松高校もお隣のココリコ遠藤母校の寒川高校に少し配慮を・・・

大島: スミマセン皆様。単なる足の引っ張り合いになりそうなのでそろそろ・・・

西山: そうですね。なお、香川県の高校の位置関係がわからないとまったくの意味不明の内容ですので、高校の配置図を示させていただきます。


 

 

 

 

○ 香川県の高校野球名監督

大島: 四国の名監督と言えば愛媛県宇和島東の上甲正典監督、徳島県池田高校の蔦(つた)文也監督、高知県明徳義塾の馬淵史郎監督と全国的にも名が通った方が多いのですが、香川県において特に私が注目したいのが、伝説の橋野純監督です。


 

西山: 西山ペディアですが、橋野純監督は計10回甲子園出場を果たした名伯楽です。
1947年高知市生まれで、あのエモやんと同期生だそうです。

香川: “プロ野球を10倍楽しく見る方法”の著者、“ベンチがアホやから野球でけへん!”の爆弾発言で有名な江本孟紀氏ですね。

西山: 橋野監督ですが、中学生時代高知県から香川県に引っ越しされ善通寺東中学野球部に所属、高校は丸亀商業高校で内野手として活躍、主将を務めたそうです。
国士舘大学に進学し同じく内野手として活躍し、1972年に丸亀商業の監督に就任しました。
同年いきなり夏の甲子園大会に出場し、20年で計7回甲子園出場を果たしています。1992年に観音寺中央高校へ赴任し1995年に同校を初のセンバツ甲子園大会に導き、あの伝説の初出場初優勝の快挙を成し遂げています。観音寺中央高校では2回甲子園出場を果たしています。
2002年母校の丸亀城西高校(前丸亀商業)に戻り、2005年低迷していた野球部を甲子園に導いています。計10回の甲子園出場となります。
2014年ご勇退されるまで母校丸亀城西の指導に尽力されたそうです。ひじょうに仁徳がある監督で教え子の信頼も厚く、2011年には高野連の「育成功労賞」を受賞されています。


 

香川: 橋野監督伝説は何といっても1995年に観音寺中央高校を率いて春の選抜大会を初出場初優勝に導いた事ですよね。あの優勝は香川県が狂喜乱舞するインパクトでした。

伊藤: 確かに。あの時は香川県全体が燃え上がりましたね。

大島: ちなみに甲子園初出場初優勝といいますと、近年では宇和島東(1988年選抜)、観音寺中央(1995年選抜)、済美(2004年選抜)と四国勢はかなり頑張っています。


香川: 香川県の高校野球監督スリートップといえば、橋野純監督(丸亀商業→観音寺中央→丸亀城西)、大河賢二監督(尽誠)、宮武学監督(三本松→坂出商→高松商→香川中央→寒川)といったところでしょうか。僕が野球少年だった昭和50年代から平成ひとけたの時代は甲子園出場の大半を橋野、大河、宮武の3人の監督が指揮したチームが獲得していた印象です。香川県の高校野球の成績が昭和50年代から平成にかけて四国の他の3県よりやや劣ることもあり全国的な知名度では蔦監督や馬淵監督、上甲監督程ではありませんが。


 
 
伊藤: そう考えると、昭和ひとけた時代の四国高校野球は、監督に味がありましたね。

香川: 大河監督は尽誠学園の全盛期を率いていた監督でその教え子には伊良部、宮地、谷、佐伯などプロ野球選手も多数います。

西山: あのころの尽誠学園は監督だけじゃなく教え子も濃い~ですね!伊良部を筆頭に、野球以外でも“おとなのプロ集団”からドラフトがかかりそうな迫力ですよね!

香川: (無視して)橋野監督もすごい監督ですが、宮武学監督も三本松高校や坂出商業、高松商業、香川中央、寒川高校など多数の高校で指揮をとり、春夏合わせて8回の甲子園出場があります。しかし熱血監督であるが故に、行く先々で自分のやり方に意見する後援会やOB会ともめてしまい転勤を繰り返しているといったうわさを聞きます。

大島: そのへん、組織改革の難しいところですね。


西山: ところで伊藤支店長は三本松高校監督時代の宮武監督と御面識はあるのでしょうか?

伊藤: 宮武監督は私が1984年に三本松高校に入学する半年前に退任しており面識はありません。ただ、私の先輩達は慕っていたと記憶しています。

香川: 残念ながらこの3人は現在監督を退いていますが、香川県高校野球球史に誇る名監督たちだと思います。


 

○ 橋野チルドレン VS搆口チルドレン

大島: その橋野監督なのですが、多数の優秀な監督を輩出しております。観音寺中央の土井裕介監督を初め、英明高校の香川智彦監督も教え子のようで、香川県の高校球界に多大な貢献をされていると思います。

伊藤: 橋野チルドレンですね。


 
 

大島: 今回甲子園で準優勝した高松商業の監督も橋野チルドレンだったと思います。

香川: いや高松商業の長尾健司監督は丸亀高校の出身ですよ。実は現在の香川県高校野球監督は公立学校を中心に僕の母校丸亀高校野球部出身者が非常に多くなっているんです。

 僕が中学生だった頃から約20年間の長きにわたり丸亀高校の野球部監督だった搆口(かまえぐち)秀敏先生の教え子が現在多数現場で指揮をとっています。

西山: お~!橋野チルドレンに対抗した搆口チルドレンですね!!

 
香川: 今年の春の甲子園に出場した小豆島高校の杉吉勇輝監督や、前述の高松商業の長尾健司監督も丸亀高校の出身です。


 

○ 丸亀高校出身監督(搆口チルドレン)の隆盛

西山: 高校野球監督に丸亀高校OBの搆口チルドレンが勢力を拡大しつつあるわけですね。それは指導方法が合理的で定評があるからなのか、それとも何か別のおとなの事情があるからなのでしょうか?

香川: うーん・・・まぁ強いてあげるなら公立高校が大多数を占める香川県ならではの事情もあると思います。公立高校では野球部の監督も当然一教員ですので、教員試験の難関を突破する必要があるのです。丸亀高校出身の教員が他の学校と比べると比較的多く、また高校時代にそれなりの野球強豪校の部員であった方で教員の免許を持たれている方の数はそれほど多くないのではと推測されます。

伊藤: 県立高校においては、監督は母校出身者ベストだと私は思います。しかし誰もが教員試験に合格できるわけではありません。そういった事情から現状では丸高出身の監督さんが増えてきているのではないでしょうか。
なんでもかんでも“おとなの事情”とは“ゲスの勘ぐり”だと思いますよ西山先生!


西山: て、的確なご指摘ありがとうございました。ごっちゃんです!

大島: 支店長は、そのへんについては丸亀高校への“物言い”は無いわけですね。

伊藤: もちろんです。そこはもう、教育者としてのルールに則った結果ですから。

西山: 食いつき気味に丸亀高校OB話に引っかけるわけではないのですが、大相撲でよく言われる不都合な統計学的矛盾として、“15勝0敗の力士が連発するのになんで0勝15敗の力士はゼロなの??”という現状がございます。

香川: な、何が言いたいんですか西山先生!


 

大島: たしかに。全敗力士が皆無であることは真剣勝負としては不自然ですよね。

西山: つまり公平な実力社会、真剣勝負の世の中とはいえ、ある程度の“力学”が働くのが現実であり、OB会やタニマチなどからの“推薦”や香川県高野連の“印象”など、いろいろな事情が絡んでいるのかな、と。

香川: た、確かに限られた監督ポストの付くためにはそれなりの人間関係や大人の事情が絡んでくる可能性もあるのかもしれません。そこれはあくまで個人的な推論ですけど。


大島: ところで三本松高校の監督事情はどのような流れなのでしょうか?

伊藤: 宮武監督以降の三本松高校の監督は、私の時は今治西→法政の鎌田康彦さん。その後は三本松→早稲田の田中成明さん。その後は高松商業OBの岡田紀明さんでした。
なお、現在の日下広太監督ですが、三本松→順天堂→BCリーグで活躍後、教員試験に合格して監督になられております。

大島: お~三本松高校監督の日下広太さんは三本松高校OBで、しかも元プロ選手の方なんですね!

西山: それは最高の形ですね。

大島: そんな中ちょっと取り上げていいのかアレなんですが、丸亀高校グループとして香川県で搆口チルドレンが頑張っておられる中、なぜか肝心の丸亀高校の監督はじつは丸亀高校出身の方ではないんですよね。


西山: えっ?本丸の母校丸亀高校が丸高OBじゃないんですか?

香川: ぐぐっ・・・そ、そうなんですよ。事務長ニコニコしながら一番きついツッコミを・・・

確かにその辺はホントいろんな力学が働いているんだと思いますが・・・
あ、あの・・・この話はこのへんにして頂いてよろしいでしょうか

伊藤: 西山先生!大島事務長!香川先生をあんまりいじめないでください!

わたしは香川先生の気持ちがよく分かりますよ!!

香川: またいつの日にかOB監督が母校を率いて甲子園の土を踏んでもらいたい(涙)

その際はなにがなんでも休みをいただいて甲子園に応援に駆け付けるつもりです(泣笑)

伊藤: わかります。それがOBの究極の“夢”なんですよ。

西山: ふーん。ワタクシはそこまでの純血主義はあんまりよく分からないですね。

母校愛ってやっぱり独特ですね。


大島: ある本に書いておりましたが、高校野球は戦術戦略が重要で、プロに行けるような選手は県単位で数えても一握り。よって時間も限られておりますし、如何に頭を使って取り組んでいくかが大切であると。ですので、進学校で野球に真剣に取り組んでいるということは、一流の指導者が生まれてくる環境にあるという事なのかもしれませんね。

西山: さすが事務長!すばらしいまとめありがとうございました!!

 

○ 香川県高校野球秋季大会について

大島: 伊藤支店長は県大会からみっちりチェックされていると伺っています。
母校の状況含め、近況はいかがでしょうか?

伊藤: まず三本松高校の現状についてですが、エースの佐藤圭悟くんは報知高校野球の本に今後各地で活躍の期待される投手リストに掲載されています。

香川: すごい!そこまでチェックされているんですね!

伊藤: ちなみに報知高校野球本リストですが、中学時代は佐藤君がエースで、4番が現高松商業主将でこの春の選抜で創志学園の高田君からホームラン打った植田君です。兄貴が捕手で植田兄弟でホームランを打ちました。

大島: 植田兄弟。注目ですね。

伊藤: 三本松高校の話にもどりますが、この秋は準々決勝で英明高校に敗れました。8回途中まで1対1の接戦でしたが…。その英明ですが、帝京第五に3対5で敗れましたので、来春の選抜には香川勢は無理そうです。
四国大会の決勝は明徳義塾対帝京第五の対戦となり、11対2で明徳義塾が優勝しました。

西山: 明徳義塾めちゃ強いですね!

伊藤: 来春の選抜では明徳義塾の打棒が炸裂するのではないかと感じています。バッティングコーチに元プロ野球経験者を採用して打撃を強化しているのですが、馬淵監督はかなり手応えを掴んでいるようです。たぶん優勝候補の上位にくると思います

香川: 香川勢は残念ですけど、明徳義塾には四国勢として存分に暴れてほしいですね~

大島: しかし最近は高校野球にプロ選手の技術がどんどん入っているんですね。


 

 

西山: 突然ですがみなさま!そろそろお時間と相成りました。
本日は伊藤支店長はじめ皆様に貴重なお時間いただきまして感謝いたします。

伊藤: え?まだ持ってきた話題の5%ぐらいしかお話ししていないですよ。

大島: 支店長、まだまだ語り足りないようですね。

西山: みなさんの情熱、驚くべきであります!また機会がありましたら続編企画させていただきたく存じます!ありがとうございました!!読者の皆様さようなら!!(つづく)