気持ちを新たに 前に進もう・・・
どんなことがあっても 笑っていこうぜ・・・
簡単そうで、できないことですよね。
そんな中、コテコテの阪神ファンはすでに来シーズンに向け気持ちを切り替えているようです。
“え?2018年阪神何位だったっけ?もう忘れましたけど。来年ですよ来年!”
先生!まだ9月初旬ですけど!!
そんなツッコミを軽くかわし、先月O川先生はそうつぶやかれました。
でもその時両目に光るものが見えたような見えないような・・・
敗れても敗れても、ネバーギブアップで頑張ってほしいものです。
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話が少々飛ぶのですが・・・
人間は苦しい時、笑って頑張れるのだろうか?
そんな事を問いかけてくれた漫画がありました。
「いつも笑っているのさ 悲しいことにクヨクヨしてもしょうがないじゃないか」
手塚治虫の名著 “ブラックジャック” に、いつも笑顔で笑っている青年が登場します。
この青年は“ゲラ”というあだ名で、ブラックジャックの旧知の友人なのですが、実は家庭環境が悲惨でした。
親が一年前に夜逃げしたのです。
でもゲラくんはいつも笑顔で生きていました。
“お前は笑えるような状態じゃないはずだ!怒れよ!”
当初は笑う彼をブラックジャックは非難します。
“でも、生きているだけで儲けものでしょ?アハハ・・・”
ゲラ君は言います。
当初は否定的だったブラックジャックも、しだいに打ち解けていきます。
ある日、ゲラくんの家で彼が書くマンガを読んでいると、借金取りが来ました。
ブラックジャックがダーツで追い払ったのですが、その際ゲラ君はのどをダーツで刺されてしまいます。
その後ゲラ君は音信不通となり、時は過ぎました・・・
そんな彼らが大人になり、外傷後の気管支狭窄の状態でブラックジャックと再会します。
声を出すと気管支が狭窄し、笑うどころかしゃべることも困難な状態でした。
ブラックジャックはなんとか助けようと奮闘します。しかし結局ゲラくんは死んでしまいます。
死ぬ間際、病院内に響くような大きな声で笑い、その後最期を遂げたのです。
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災害、家庭環境、応援するチームがボロボロ・・・
いろいろな理由で心が折れそうになります。
俺は、ゲラくんのようになれるのかな?
O川先生のようにサッパリと前を向けるのだろうか?
それとも、苦しみや恨みつらみを抱えていくんだろうか・・・
子供のころ読んだ漫画を思い出しながら・・・
大人になって、また今のような立場になって、あらためて考えてみたりします。