みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
台風は10月(秋)ではなく7月(夏)から猛威を振るう昨今でございます。
もはや日本は、完全な熱帯気候ですね。
そんな中、私はオヤジの頭がどうのこうの・・・と他人を批判している場合ではありません.
じつは私、白髪がけっこう目立つようになってまいりました。
そうなのです。私も“言われる年代”なのです。
御父様、すみませんでした。
あらためて、俺ってどんなオジサンにあこがれているんだろうか・・・
勝手な妄想の中、3名をピックアップしてみました。
辻料理学館の理事長です。
この風格、そしてサラブレッド感!半端ない感じです。
辻氏のご略歴ですが・・・
英国パブリックスクール、米国ロングアイランド大学、外資系投資信託ドレイファスコーポレーションなどを経た後に、父の跡を継ぎ現職に至るそうです。
うーん、リカちゃんパパや 〇ョーンKもビックリのご経歴でございます。
白髪が似合う男ナンバー1じゃないでしょうか。
着こなしも完璧!
ご趣味はラグビーとトライアスロンだそうですが、なぜかトライアスロンの服でもキマッています。
007にでも出てきそうな感じです。
でもなぁ・・・
料理界の頂点だから、食事は相当大変だろう。
実はじゃがりこが大好きなんです、とかは死んでも言えない。
この経歴、同窓会とか全然なさそうだ。
トライアスロンも、この空気感だとぶざまな姿は見せられないぞ。
もしかしたらストレスだらけで、頭が真っ白になったのかもしれないなぁ。
・・・勝手にいろいろ考えて、やっぱり辻芳樹氏を目指すのは、やめることにするのである。
奥山氏は、現在世界でもっとも有名な日本人デザイナーです。
奥山氏は、フェラーリ、ポルシェ、マセラッティなど数々の車のデザインを手掛けておられます。
イタリア人以外でフェラーリをデザインしたのは、奥山氏が世界初でございます。
むちゃくちゃに、スゴイ人なのです。
しかし怒られるかもしれませんが、奥山氏は外見は辻社長ほどは超越した感じではないです。
服装を取り揃えれば、つまりパクリをすれば近づけそうな気もしたりします。
でもなぁ・・・
奥山氏が普通っぽく来ておられる服は、よく見るとスゴイ服だ。
着る男を選ぶ服である。
奥山氏が服(ブランド)を求めてるのではなく、服(ブランド)が彼を求めているのである。
つまり外見をパクる、ということは、最初から論点が、あべこべなのだ。
・・・勝手にいろいろ考えて、やっぱり奥山清行氏を目指すのは、やめることにするのである。
― 欲につきまとわれた者は、死ぬことだけでしか終止の符を貰えないのかとも思う ―
― ギャンブルをする者が何か特別なものを持ち合わせていたり、病巣をかかえたりしているわけではない。それはしない人にも同様のことが言える。ギャンブルの中にただ身体を置いているかいないかだけのことだ ―
― 社会から疎外された時に彼らが一瞬見せる、社会が世間が何なのだと全世界を一人で受けて立つような強靭さと、その後にやってくる沈黙に似た哀切に、私はまっとうな人間の姿を見てしまう ―
「愚者よ、お前がいなくなって 淋しくてたまらない」の一節であります。
ほぼ自叙伝である同著に、伊集院氏の魅力が凝縮されています。
この小説、主人公が誰かと話をしているとき、過去のことがたびたびオーバーラップされます。
頭の中で時空がうつろいゆく感じ・・・
あまり言っていい事かどうかわかりませんが、私もよくそういうことがあります。
でもなぁ・・・
時空がうつろいゆくとか、言葉はカッコいいけど、一歩間違えれば単なる注意散漫なだけである。
単に頭の中でうろうろしてるのと、その中で伊集院氏のように美しく言葉が紡ぎだされるのは、全然違う話である。才能と技術が必要だ。
あこがれだと伊集院氏をダシに使って、単にテキトーなパラノイア気質を自己肯定しているだけのような気も・・・
・・・勝手にいろいろ考えて、やっぱり伊集院静氏を目指すのは、やめることにするのである。
結局どうにもならないので・・・
とりあえず愚痴っぽいオッサンにだけはならないようにしようと、心に決めたのであります。
もう後は知らん!