昨年末から、救急患者要請の勢いが、すごい。
令和3年度で相当数増えているが、たぶん令和4年度は、もっと増えてる、と思う。
救急車要請電話相談自体は、5年前の倍くらいには増えたような気がする。
断っている数も多いので偉そうなことは言えないが・・・
一定のご評価をいただいており、素直に受け止めようと思う。
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しかししかし・・・
救急医療界隈で、”なんとなく感じていた予感”が、近日顕著になってきている。
それが、“高齢者単独・老老夫婦人口の爆発的増加”だ。
下の図を御覧いただきたい。
高齢者人口割合、高齢者単独・老老夫婦人口割合である。
・ 人口の1/4以上が高齢者
・ 高齢者の1/2は、単独世帯か老老夫婦世帯
恐ろしい現実が、そこにあるのである。
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・ (推定)救急要請者の1/2以上が高齢者
・ (推定)救急要請車の2/5程度は、単独世帯か老老夫婦世帯
このくらいに考えて、問題ないであろう。
つまるところ、救急車で来られる患者さんが独居老人か老老夫婦である確立は、イチローの打率より高い。
搬送された瞬間、社会的に”待ったなし!”なのである。(あくまで推定ですが)
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上記のごとく、救急症例については、生活環境整備もセットで考える時代である。
このように考えると、とくに地域病院のプレゼンスは、もはや警察や消防のように、地域の公的インフラとしての立ち位置なのでは、とも思う。
真備の水害のときもそうであったが、このコロナショックも医療界は高齢者の行き場所のマネジメントに苦慮している。
きれいごとを言っているヒマは無く、なんとかしないと、いけないのである。
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ん?・・・きれいごとを言うな?
どこかで聞いた気が・・・
救急ー医療ー介護のリパブリックモデルは、父西山剛史かねてから構想であった。
彼はこのコロナショックの中フル回転で機能する当グループの医療・介護連携パフォーマンスを、30年以上前から想定してプランニングしたのであろうか。
要するに彼は、クライシス想定で最高のパフォーマンスができるレールをすべて敷いてくれていたのである。
天才、である。
西山剛史、すごいじゃないか!
いまごろ気づいた!