最近、働き方改革で医療界が大混乱なのです。
いよいよ、働き方が改革が来年4月より本格始動します。
私も当機関の首長になりますので、そういった会議に、参加しているのですが・・・
みんな、超、超、暗い、です。
巷では、医療労働力ピークの半分くらいになるんじゃないか?
そういった声も、聞かれます。
当直業務を一定のルールでは勤務時間にカウントしない、とか、時間外を自己研鑽タイムにする、とか・・・
超裏技で頑張るみたいですが・・・
どう頑張っても、現運用では、限界があるのです。
本当に、どよ~んと、しております。
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会議中、そんな院長・事務長たちを見ながら、ふと、悪魔の思想が頭を駆け巡りました。
”働き方改革が遅れた最大の要因は、みなさんでは!?”
”みなさんが働き方改革を、いちばん語ってはいけない集団なのでは?”
なぜだ!こんなに俺等院長陣営、がんばっているのに!!
・ 深夜3時に緊急オペ終了 7時からの抄読会英語論文を今渡されました
・ 夕方突然先輩からの当直変わってコール 当然!後輩が当直チェンジ
・ 他科から先輩が患者を引き継いだ 当然!主治医は後輩に
・ 年末年始は10日間で9日当直しちゃいました
・ PK10時間オペの終了後朝まで飲み会 当然!朝一から仕事です
・ 忘年会の芸の練習 23時より2時間 1週間ぶっつづけ
現院長先生陣営からしますと、べつに、こんなの”ふつう”です。
彼らは超理不尽医療社会の中、ゾンビのように這い上がってきた面々ばかりです。
つまり、そんな院長・事務長を拝命する面々が、”あたらしい働き方”を模索する、という・・・
超ねじれ現象が、起きているのです。
最期のおわかれの写真、ではありません。
“踏まれるたびに成長せよ カモミールの苗床のごとく”
という言葉があるのだそうです。
かっこよく言えば、医療管理者・院長さんたちは、”カモミール”なのかもしれません。
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だがしかし!
マクドナルドやすき家を、見てください。
こう言っては何ですが、首長陣営と比べればはるかに一般ピープルのバイトの諸君が、再診のオペレーションでIT機器を駆使し、業務をこなしています。
すさまじい費用対効果の検証・工夫です。
当院でもちょっとだけオンライン予約してますが・・・
DXのレベルが、もう全然、ケタが違うのです。
われわれ医療管理者が、このねじれ現象の中、どうすれば・・・
それはまた、後日・・・