国民体育大会(国体)から改称した国民スポーツ大会(国スポ)ですが、2025年冬季大会が、岡山県で行われます。
会期は2025年1月26日(日)~1月5日(水)の11日間です。
会場はヘルスピア倉敷アイスアリーナ、岡山国際スケートリンクです。
スキーやスピードスケートなどは、他県で行われるそうです。
国スポは「国民体育大会」として1946年に始まりました。
各都道府県の持ち回りで毎年行われて、2034年の夏の大会で、各都道府県が2巡するそうです。
2035年からは、3巡目、となります。
当大会は日本スポーツ協会、文部科学省、開催都道府県の3者による共催となります。
夏の大会などは優に100憶を超える費用となり、その費用負担の多くは都道府県だそうです。
懐具合の厳しい県では、かなりの負担となるそうです。
一部の都道府県からは、”3巡目は、もうしなくてもいいのではないか もしくは、都心との協賛で出来ないか”
とういうような、意見が出ているようです。
現時点で私は、国スポ継続について、賛成でも、反対でも、ありません。
是非からの距離を置いたうえで、“こういう話は、これから尽きないだろうなぁ”と、考えます。
各都道府県協賛で行われるイベント、例えばマラソンやお祭りなどは、昭和とは比べ物にならないほど、増えております。
イベントが増えて、人口が減るわけですから、当たり前ですが終わるコンテンツも、出てまいります。
わかっていても、なかなか、できない・・・
心理的に、始めることより、やめることのほうが、大変、なのです。
つまり私たちの行動規範で大問題が、あるということ、です。
“斜陽の仕事には参加したくない”
“沈みゆく船には乗りたくない”
”コストカッター呼ばわりされたくない”
なんか、暗い感じになってしまいます。
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今後のテーマとして、”減るものに対しての再分配”が、ございます。
例えば自動車業界は、国内の自動車販売数は、この5年で2割近く減少しています。
ですが、車のサブスク等のサービス開発で、いろいろと収益を得ておられます。
(もちろんHONDAなどは現在北米で爆発的人気ですし、世界で見れば日本の自動車販売台数は、まだまだ、堅調です)
民間最先端企業は、“起こりうる斜陽”に対し、先んじて取り組んでおられるな、と、思います。
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話がそれました。
今回の国スポの件は、JSPOと全国知事会で話をまとめ、文部科学大臣と意見交換すべきだと、思います。
JSPOさんは、すでに議論をまとめ始めておられます。
・ 国スポ3巡目から、廃止する
・ 国スポについて、マイナー競技や大型施設が必要な協議は、都心部に委託し、費用を都道府県間で協議し対応する
こういった、さみしいですが建設的な議論が、今後の日本を逆にあかるくしていくと、思います。
西山武
人生のぼりきっても
いないのに
くだり坂・・・
あれ?神からの声!?・・・
意外とこういう仕事、俺、得意かも。